【探索的テスト】エンジニアによる、思考プロセスの整理と比較

前回のエントリで、自分の探索的テストの思考を
フロー形式でたどってみたところ、自分でも気が付かなかったことの発見もあり大変面白かったので、
Kさんが実施した探索的テストも同様に
分析してみようかなと思います。私の結果やプロセスとの違いも見たいですし。
※他人の実施ログなので、私の推測による部分が多々あることはご了承ください

こんな感じになりました。

まず、計画が違いますね。
私は「状態遷移」に着目していますが、Kさんは「異常系」への着目です。
前提として、
私は
「処理が競合する部分や、ステータス(フラグ)管理に不具合があるはず」
と考えていますが、Kさんは
「正常部分に不具合はないので、異常部分に着目」
と考えています。

まず、製品を触ってみてそれに対して「過去の経験」「テスト技法」を使用している所は共通点があります。
(最大値のテストの部分)

しかし、その後が圧巻。

「最大値」といえば「最小値」
「最小値」といえば「マイナス」
「マイナス」といえば「数字以外の入力」
「数字以外の入力」といえば、「キーボード以外の入力方法」
と次々に「連想」が進みます。

そして、
「ファイル保存」といえば、「大量データの保存」
と非機能テストに移っていきます。

機能やテストタイプにこだわらずに「不具合を発見する」事に向けて
ひたすらの邁進です。


というわけで、(当たり前ですが)全く違うストーリーと結果になっています。
「計画」から異なっているので当然なんですが。

「計画」といえば、探索的テストについてこんなサイトがあります。
下の方に「ツアー」という概念が出てきます。
https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/jj620911(v=vs.120).aspx

すごくザックリ解釈だと「(機能に依存しない)大きなテスト計画・目的・指針」といったところでしょうか。

私の計画は「ランドマーク ツアー」かな?
Kさんの計画は「知的な概要ツアー」かな?

ともかく、「ツアー」が異なれば「目的」も「経路」も「結果」も当然ながら全然別になりますよね。

適切な「ツアー」の設定は不可欠という事になります。

という事で、改めて「自分が何を考えてテストを行っているか」と
「他のエンジニアが何を考えながらテストを行っているか」が明示化(?)できたので、
非常に勉強になりました!