【探索的テスト】⑤テストチャーター その2

前回のエントリーに引き続き、テストチャーターの話です。

これは日本ナレッジ風「NKC探索的テスト」の方法です。
(これが正しい探索的テストのやり方という訳ではないですのでご承知を)

次は実際に横軸(チャーター)を考えてみましょう。

探索的テストは基本的には「不具合を出す」ことが目的になるので、当然ながら「不具合が出やすい観点」を考える必要があります。不具合ってのは、性能や使用性なども含みますね。
ただ、何もないところから作るのも大変なので、既存のモデルを活用しています。ご存じ・・・かもしれないISO/IEC 25010をここでは利用します。

ISO/IEC 25010 ソフトウェア品質モデル

ただ、このモデルをいきなりチャーターに使う(のもアリではありますが)のは
ちょっと抽象度が高すぎます。
なので、プロダクトやテスト目的に応じて具体化します。
利用者(利用状況)によっても変わってくるので、併せて検討するのが良いと思います。

チャーターは、ある程度製品ドメイン毎に共通の部分が多いので、

汎用のチャーターを組織で作っておいて、都度都度テーラーリングしていく方法がよさそうです。
作成のコツとしては「いい感じの抽象度」にすること。これはとても難しい事なのですが。
まず、具体的な「機能」の内容が入っているとチャーターになりません。
(たとえば「メール受信からの連携確認」みたいな。メール受信機能と連携しない機能には使えない)
とはいえ、抽象度が高すぎてもチャーター(目的)にならないです。
たとえば、「画面表示が妥当」とか)

チャーターを作成したら、レビューを行います。
縦軸と横軸の妥当性は当然ですが、「優先順位(重要度)」もレビューしておきましょう。
重要度は、マトリクスの交点に色づけしてやると、実施時にわかりやすいです。

さて、次回実際の探索的テストの実施についての予定です。