テスト自動化の費用対効果

テスト自動化の費用対効果

費用対効果とは

費用対効果とは、文字通り「支出した費用に対して得られる効果」です。 費用に対して効果を得られない場合には、導入を諦めることも必要です。
テスト自動化でいう「効果」と「費用」
費用対効果
得られる「効果」は、コスト削減のような金額面のメリットだけでなく、「テスト実行時間/期間の短縮」「人的リソースの節約」「テストの正確性・一貫性の向上」のようなメリットも含みます。またこれまでのテストではコスト/リソースや実行期間の問題で削減していたテストも、自動化による効率化実行できるようになることから、「テストの機能カバレッジの拡大」にも期待できます。
ただしこういったメリットはプロジェクトによって得られる恩恵の度合いが異なり、定量的に評価するのが難しいため、金額面と併せて検討が必要です。

テスト自動化の費用対効果算出

自動テストのスクリプトは、一度作成すればいつでも・何度でも実行できるため、初期作成コストは掛かるものの、2回目以降は実行コストがほとんど掛からずにテストできます。 手動でテストを実施する場合には毎回コストが掛かるため、実行頻度が高いテストほど自動化によるコスト削減が期待できます。

またテスト自動化には初期作成コスト・テスト実行コスト以外にも、ツール費用やスクリプトメンテナンスといったランニングコストが掛かります。 継続的な運用でコストメリットを得るには、自動化導入によるコスト削減が、自動化構築の初期コストと運用期間のランニングコストを上回る必要があります。
費用対効果
実際に例を挙げて費用対効果を試算してみます。

月4回(週1回)のリグレッションテストを行うプロジェクトで、テスト実行を自動化した場合のケースです。
    テスト実行1回 備考
テスト実行コスト 手動テスト実行 ¥105,000 ¥420,000 ¥5,040,000 実行に掛かる工数をテスト担当者の人件費に換算
自動テスト実行 ¥2,500 ¥10,000 ¥120,000 スクリプト実行の設定と結果確認のみ
初期コスト スクリプト作成初期費用 ¥2,000,000  
ツール購入費用 ¥548,000  
環境設定費用 ¥200,000 機材購入費、環境構築の人件費
ランニングコスト スクリプトメンテナンス ¥50,000 ¥200,000 ¥2,400,000 メンテナンスに掛かる工数を人件費に換算
ツール費用(保守料金) ¥99,000 年間保守料
  テスト実行回数 4回 48回  
上記のケースだと、自動化により節約できた工数は
 [手動テスト実行で掛かる工数(1回)] – [自動テスト実行で掛かる工数(1回)] = [自動化導入により節約できた工数(1回)]
  ¥105,000 – ¥2,500 = ¥102,500
となり、1回の実行で102,500円のコスト削減効果が得られます。

この節約費用を参考に損益分岐点を算出すると
 [初期コスト] ÷ ([自動化導入により節約できた工数(1回)] – [ランニングコスト(1回)]) = [費用対効果が得られる実行回数]
¥2,748,000 ÷ (¥102,500 – ¥50,000 ) = 52.3 回

テストは月に4回実施しているため
 52.8回 ÷ 4回 = 13.2ヶ月
ここにツールの保守費用\99,000を加算しても、2回の実施で節約費用がそれを超えるため、14ヶ月でコストメリットが得られることになります。
費用対効果の図

弊社のテスト自動化導入コンサルティングサービス「JAM.Consulting」では、以下のような費用対効果試算の図を成果物として納品します。
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費用対効果
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