独自手法 FaRSeT

FaRSeT(ファルセット)は、
短納期型開発プロジェクトのための独自探索的なテスト手法です。

従来の手法を組み合わせて発展させた弊社独自の柔軟で迅速なテスト手法により、
ウォーターフォール的な手法では対応が難しい短納期や、開発プロセスの並行、
テスト実行中での仕様変更などの課題にも対応できます。

独自手法 FaRSeT
弊社独自の”柔軟”かつ”迅速”なテスト手法
「FaRSeT(Flexible and Rapid Software Test)」の紹介と活用

FaRSeT(ファルセット)は、従来のウォーターフォール的手法では対応が難しい

「短納期」「開発プロセスが並行する」「テスト実行中に仕様変更が発生する」といった課題に対応するために、

従来の手法を組み合わせて発展させた、弊社独自の「柔軟で迅速な」テスト手法です。

本手法は「ソフトウェア品質シンポジウム2018」にて発表を行っております。

 SQiP投稿論文:https://www.juse.jp/sqip/library/shousai/?id=398

 

また、FaRSeTで行う探索的テストにおいて「機械学習により探索箇所を推定する」

ブラッシュアップ版「FaRSeT-#(ファルセット-シャープ)」を 長崎県立大学 喜多義弘准教授との共同研究として、

「ソフトウェア品質シンポジウム2020」で発表を行いました。

本手法は将来役に立つ可能性を秘めている優秀なものに送られる「SQiP Best Paper Future Award」を受賞しております。  

また、本手法は海外のオンラインジャーナルにも採択されています(Journal of Robotics, Networking and Artificial Life)。

 

独自探索的テスト手法FaRSeT-#(ファルセットシャープ)

https://www.know-net.co.jp/farset-sharp

 

 SQiP投稿論文:https://www.juse.jp/sqip/library/shousai/?id=481 

 プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000023.000027520.html

 

 


FaRSeTの効果とその背景


FaRSeTの効果測定結果

①FaRSeTの適用有無によるプロジェクト比較



②同一プロジェクトに対するテスト手法による不具合検出工数比較


③テスト手法による不具合検出内容の内訳



テストチャータの例


従来の手法での対応が難しい状況であっても対応が可能です

・上記に該当しないプロジェクトにおいても、不具合の早期発見が可能であるメリットがあります
・網羅型のテストと組み合わせることで、さらに強力な効果を発揮します

本手法に関する計画及び実行についてのサポートも可能です

・弊社の活用実績を踏まえ、効果的な適用方法をご提案いたします
・導入コンサルティングやセミナー開催も承ります

ご要望・ご相談は本ページ下部「Contact」よりお問い合わせください。



適用事例

【フォントサービスシステム検証】

特徴


●既存サービスを全面刷新した「新フォントサービス」のシステム結合テストを担当​
●FaRSeT手法の特徴であるマインドマップを活用したテスト分析・設計を実施
 分析観点:想定ユーザー、業務シチュエーション、システム分析
●リスク分散と不具合検出効率向上を目的として、2タイプの探索的テストを組み合わせて実施
 1.マインドマップ分析による単機能を軸としたマトリクス型探索的テスト
 2.業務シナリオをベースに、ワークフロー/メインパスを軸としたツアー型探索的テスト
●テスト実行と不具合傾向分析を並行して行うため、リスクが高い機能/観点を集中的に叩くことが可能
●テスト実行期間が2週間という超短期スケジュールにおいて、効果的にクリティカルな不具合検出を実現
●記述式テストを省略することで仕様変更によるロス工数を最小限に抑え、テスト実行/不具合検出に注力することが可能


【工事受発注電子化サービス検証】

特徴

●工事受発注電子化サービスシステムの受入テストを担当​
●機能改修、利用企業向け個社カスタマイズ環境リリースなど、テスト規模に応じてテスト手法を選択
 ①メイン機能を中心に機能全般の基本動作検証を目的とした記述式テスト
 ②改修機能を中心に機能要件の妥当性検証を目的とした記述式テスト
 ③マインドマップ分析による単機能を軸としたマトリクス型探索的テスト(不具合傾向を踏まえたリスクベースドテスト)
●記述式テストと探索的テストを併用することで、一定水準の機能網羅検証と不具合を狙い撃ちする品質施策型検証を両立
●テスト実行と不具合傾向分析を並行して行うため、リスクが高い機能/観点を集中的に叩くことが可能
●基本動作検証の記述式テストは、40以上に及ぶ個社向け環境で活用可能な汎用化を実施し、記述式テストのメンテナンス
コストを最小限に抑止



【学生向け就職情報サイト運営側システム検証】

特徴


●クラウドサービスの利用企業向けカスタマイズ
 →学生向け就職情報サイト 運営側システムのシステムテストを担当​
●テスト計画~テスト実行まで1ヵ月間の短工期プロジェクト
●優先度が高い機能から分析を開始し、テスト設計/実行をオーバーラップして対応
●リスク分散のため、以下の2パターンで探索的テストを実施
 ①マインドマップにより導出した観点による機能ベースの探索的テスト
 ②業務フローベースによる利用者ニーズを意識した探索的テスト


【Android TV検証】

特徴


●World Wide展開されるAndroid TVの機能テストを担当​
●年次リリース開発、Android OSV開発、OTA(機能Update)開発などの多種多様なリリースに対応したテストを実施
●基本機能の回帰テストや目玉機能は「記述式テスト+探索的テスト」、
 派生モデルは探索的テストのみなど、規模とリリーススパンに応じて手法を取捨選択
●FaRSeTは業務系/Web系に適しているため、以下のアレンジ版FaRSeTで組込み系開発に適用
 ①マインドマップ分析を用いず、既存ドキュメント/資産を代用
 ②品質特性観点のサブ観点として、組込み系特有観点を記載したマトリクス型テストチャータを使用
●仕様変更、Region展開、派生展開等、短期スパンで繰り返し行われる検証に大きな効果を発揮​
●テスト実行と不具合傾向分析を並行して行うため、リスクが高い機能/観点を集中的に叩くことが可能​
●弊社チームの探索的テスト手法を顧客海外拠点チームへ紹介事例あり​

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